取材旅行


連載が延びる事になり、ちょうどお休みもいただいたので、
東北の平泉まで、取材旅行にいってきました。
義経終焉の地である平泉、そしてNHKの『義経』のロケ地である「えさしふじわらの郷」を
是非この目で見て、その空気を吸ってみたいと以前から思っていたのです。


今まで資料でどうしてもわからなかった、義経の時代の建物の細かい部分を撮影できてすごく満足。
これでアシさんたちに苦労をかけなくてすむかも…。

上の画像は、その義経終焉の地と伝えられる高館から、北上川を見下ろした場所で撮影したもの。
真っ青な空も深い色をたたえた清らかな北上川も、黄金色に実った田んぼの広がる大地も、
胸が痛くなるほど涼しく澄み切って美しかった。


中尊寺は以前にも行ったことがあるのですが、今回はとりわけ、金色堂に感動しました。
ほの暗い本堂のなかで金色に輝く、800年前の柔和な仏たち。
そこに眠る藤原家の人たち、それから、伝説のなかに消えた義経、弁慶のたましいに、
勝手に漫画に描く事のお許しと、お礼を心の中で言ってきました。


これは毛越寺に咲き乱れていた萩。
岩手で感動したのは、タクシーや旅館、駅員さんや行きずりの人までが、ほんとうに親切だったこと。
東京の感じの悪いタクシーに慣れた私には、もうね、ちょっと泣きそーになったくらい。
美しい景色と、澄み切った空気とともに、ずっと心に残る思い出になりました。