心静かに…

tirop2004-11-21


画像はアシさんのHちゃんちのダックス、もなかちゃん。
犬なのに、なんて色っぽいんでしょ…!



今日はゆっくり、本を読んだり、ハーブのお風呂につかったり、
趣味のお絵書きしたり、インコをかまったりして過ごしました。
母の病気が縁で、読むようになった岸本葉子さんというエッセイストの方の
『本棚からボタ餅』という本を読んでいました。
この人は、自然体でありながら、どこか芯の通った、毅然としたところを
感じさせる文章で、読んでいると、シングル女性のひとつの理想かと
思えてきます。

そのなかで紹介されていた、辻邦生の引用で、
『何か好きだということは、生きる意味をそれが与えていてくれると
いうことです』
という言葉に感動しました。

一応たいていの人は衣食足りて、飢えることも凍えることもなく、
便利で薄っぺらで、ただ生きてゆくだけならとてもたやすい、いまの日本で
ともすれば、生きる意味を見失ってしまうのは
しかたがない事なのかもしれないと思います。

でも、それでも世界はまだ、見るべきもの、素晴らしいものや人との
出会いがあり、可能性にみちていると、やっぱり思うわけです。
そして、その出会いに導いてくれるのは『好きだ』っていう気持ちだと。
好きだー!という気持ちがすべてのエネルギーになるんですね。