きょとー!!

昼の3時に、号泣しながら漫画の下書きをしていた私。涙で原稿用紙がみえません。
いえ、『白い巨塔』(再放送)が最終回だったんです。
これから先、暑苦しく『魂のホモドラマ』について語っていますので、興味のない方は飛ばしてください…
あんまり、公の日記でこういう腐った事を書くのはイカンですよね…そのうち、腐った心を吐露するブログ、別に作ろうかな(^^;)今日だけは、お願い語らせて…)







昨日、カタギのともだちからメールが来て『巨塔のDVDなら田宮バージョンのほうがお勧めよ』
って言われたんだけど、それは私も承知でございます、だから本放送の時は見なかったくらいで。
やっぱり昭和の名作には、格調や重み、とくにオヤジ役者のシブさではとうていかないません。


でも、唐沢版はあまりにも!!見苦しいほどに、ホモ大爆発だったので(笑)


『君を助けたいんだ、財前!それがだめなら、せめて君の不安を受け止めたいんだ。俺が,受け止めたいんだ!』


…って!!!


うひぃいいぃい〜〜、もうさ、飛び込んじゃえばいいのに!!ぜんざい!!いや財前!!里見の胸に飛び込んで、ワンワン泣けばいいのにっ!!素直になれよっ!!


しかし、その後の臨終シーンで、意識不明の財前が、『里見先生がきたわよっ』と妻に言われたとたん意識を取り戻す、のはまだしも、『二人きりにしてやりましょう』って言って、他の人が全員でていってしまうってのはどうよ!?
ふつー、いくら無二の親友だとしたって、妻、母親、義父、愛人、の次だろーーっ、順番として!!
ここは脚本のヒトがホモに目が眩んだとしか思えません(笑)
気持ちはよくわかるけど、もう少し抑えてほしかったなー…別に、部屋まで出て行かなくたって、少し後ろに下がって見守ってるだけでいいじゃん。
公認なのか!?
そ、そして『ふ、ふたりで…』と言いながら、涙がスーッ。
BLか?
日出処の天子か?
ブロークバック・マウンテン』かっ!?(←よく知らないけど)

しかし思うに、財前と里見はよく似ていたんですよね。二人とも、なんだかんだいって、すげーナルシスト、自分大スキーなんだと思う。理想の医者、自分の信念というものを、がむしゃらに追い求め、そのためなら、ニョーボを泣かせてもやむなし、みたいな。
同じ魂を持ち、互いに認める医者としての才能を持った相手、唯一この世でわかりあえる相手に、惹かれないわけがないのです。


そして、双子のように相似ていながら、二人は光と影のように正反対だった。
財前は里見の光に、里見は財前の闇の部分に惹き付けられたんだと思う、自分が持ってないものに惹かれるのは、完全なものになりたいっていう抗い難い欲求だから…特にナルシストにはね。



ある意味、ほんとに魂のホモドラマでした。女は立つ瀬がないっつーかね…女は結局、『あなた〜、がんばって〜』と男を応援したり励ましたりする係でしかないじゃないですか、このドラマ。や、現実もけっこうそうだったりしますけどね。



もうひとつ、私の心をこのドラマがこんなにも直撃したのは、江口洋介演じるこの世のものとも思えぬ人格者の医者が、あまりにもツボだったから。
救命病棟24時』も大好きだったんですが、あれとほぼ同じキャラ、ありえないかっこいい素晴らしい医者ですよ。もう、ありえないからこそジーンとしちゃう。
でも『かっこいい…』とうっとりしつつ、たまに『でも、顔は江頭2:50に似てるよなー』とか思っちゃう私…これだけは、ちょっと恨めしいよ、ナンシー。